2015年10月26日にオランダ国王ウィレム=アレクサンダーと王妃マクシマの中国訪問の際、習近平国家主席は、オランダとの間にジャイアントパンダの保護を目的とした動物学的な協力関係を築くことに合意しました。習近平国家主席とウィレム=アレクサンダー国王出席のもと、オランダのアウエハンツ動物園と中国野生生物保存協会との間で協定の署名が交わされました。
ジャイアントパンダは、中国にしか野生で生息していない絶滅危惧種です。最新の調査データによれば、現在野生で生息するジャイアントパンダはわずか1850頭余り。オランダは、この貴重で危機に瀕した種を一般で見ることができる、中国以外では数少ない国のひとつとなりました。
特別に設計された輸送用ケージ2個がボーイング747 Combi機の貨物室に設置され、内部は9時間半のフライトの間、パンダにとって快適な温度が保たれるよう調整されました。KLMカーゴの動物アテンダントがパンダたちに付き添い、落ち着かせ、何キロもの量の笹の葉をおやつとしてフライトの間彼らにサービスしました。
今回の特別な乗客を記念し、KLMはこのボーイング747 Combi機を彼らの名前にちなみ「ウーウェン&シンヤ」と臨時に命名しました。
KLMがパンダを機内に迎えたのはこれが初めてではありません。2012年、KLMはパンダ「フーフー」を中国の都市である成都まで同じくボーイング747 Combiで運んでいます。
2頭のジャイアントパンダが乗機