アクティブトラッカーのご利用条件

1.お客様は、輸送や貨物に関連するデータ(GPSおよびセンサーデータ)を無制限に記録するため、ならびに航空会社またはその代理人が貨物の取扱い/輸送を行う間貨物の追跡を行うため(「トラッカー」)に使用されるいかなる備品についても、航空会社に通知する必要があります。
お客様は、ブッキングの際にトラッカーを使用する旨を通知し、航空会社の指示に従って航空貨物運送状(AWB)にトラッカーのブランド、タイプ、ID番号を記載するものとします。

2.トラッカーは、カーゴまたはコンテナに安全に積載されなければなりません。

3.(1)欧州航空安全機関(EASA)規則に準拠して認定され、(2)トラッカーの製造者の指示および、航空会社のアクティブトラッカー荷受け要件に従って設置され、(3) AFKLカーゴのウェブページ、「ご利用のアクティブトラッカー」 で明確に認定されたトラッカーのみ、荷受けが可能です。この条件に従わない場合、航空会社は貨物を降ろし、輸送を拒否する権利を留保します。トラッカーは、AFKLカーゴのウェブページ「ご利用のアクティブトラッカー」に記載されている通り、AF、KL、MPの認定フライトでのみ許容されます。

4.トラッカーの使用により、航空会社にいかなる追加的義務が発生することはありません。航空会社がトラッカーを荷受けしても、トラッカーデータの信憑性やいかなる目的への適合性を引き受けるものではありません。法律が許容する範囲において、航空会社はトラッカーの使用により生じた損害や損失に関して責任を負いません。

5.お客様は、トラッカーおよびそこから生成されるデータ(「トラッカーデータ」)に対して単独で責任を負い、トラッカーの使用の結果、またはかかる諸条件に従わないことにより生じるいかなる状況におけるあらゆる損害、罰金、損失から、航空会社を保護するものとします。

6.トラッカーデータは内部品質を目的としてのみ使用することができます。トラッカーデータを第三者データ収集会社またはトラッカーデータの商業化を意図するいかなる第三者にも開示することはできません。トラッカーデータが航空会社に開示された場合、お客様は、航空会社がかかるデータをその自由裁量により使用できることに同意するものとします。

7.お客様が荷送人および/または最終消費者の代理人である場合、お客様は、荷送人および/または最終消費者がこれらアクティブトラッカーのご利用条件に準拠し、受諾することを保証するものとします。

8.すべてのトラッカーには、上に明記された貨物の荷受けポリシー要件が適用されます。航空会社のアクティブトラッカー荷受け要件は、 AFKLカーゴのウェブページ、「ご利用のアクティブトラッカー」をご覧ください。リチウム電池搭載のトラッカーには国際航空運送協会(IATA)の危険物規則書が適用されることにご留意ください。

9.航空貨物輸送に使用される非伝送型個人用電子機器(データロガーとも呼ばれる)は、リチウム電池を2個以上使用する場合、1個あたり20Wh以下の電池を使用し、EASA OPS, AMC1 CAT.GEN.MPA.140 Portable electronic devices (f) (1) & (2) に記載されている2つの基準に準拠している必要があります。「PIxxxのSection IIに準拠したリチウムイオン(または金属)バッテリー(必要に応じて)」の記述は、データロガーが AMC1 CAT.GEN.MPA.140 (f)(1) および最低でも (2) の 1 項目に適合していることを荷主が暗黙に宣言することを意味します。

1. 「国連(UN)輸送規則」、「危険物輸送に関する勧告-試験方法及び判定基準のマニュアル」、「UN ST/SG/Ac.10/11 - UN38.3」。
2. および以下のいずれかの規格に適合(書類は通常、電池メーカーから入手できます):

(i) Underwriters Laboratory 「リチウム電池」 UL 1642
(ii) Underwriters Laboratory 「家庭および商用向けバッテリー」 UL 2054
(iii) Underwriters Laboratory 「情報技術機器の安全性」UL 60950-1
(iv) 国際電気標準会議(IEC)「アルカリ又は他の非酸電解液を含む二次電池及びバッテリー-可搬用途で使用する可搬式密閉形二次電池及びそれらで製造するバッテリーの安全要求事項」 IEC 62133 (*); (*) この認証を使用する場合は、内部短絡試験もあわせて提出する必要があります。これは、フランス、日本、スイス、韓国の法律で定められた特定要件です。
(v) RTCA 「充電式リチウム電池および電池システムの最小動作性能基準」 DO-311RTCA DO-311は、過充電、過放電、電池部品の可燃性に関する懸念に対処するために使用される場合があります。この規格は恒久的に設置された機器を試験することを目的としていますが、これらの試験は電子フライトバッグの充電式リチウム型バッテリーを試験するのに十分に適用されます。または (vi) 欧州技術基準書(ETSO)「非充電式リチウム電池およびバッテリー」ETSO C142a.