エールフランス KLM マーティンエアーカーゴとヤン・デ・ライク・ロジスティクスは、新しいロング・ヘビー・ビークル(LHV)の運用を開始するために力を合わせました。この全く新しい組み合わせのトラックは、バイオ燃料である水素化植物油(HVO100)を使用します。
LHVの大きなメリットは、巨大な貨物量を搭載できることです。通常の貨物自動車が4台までしか積めないユニット・ロード・デバイス(ULD)を、LHVでは一度に6台まで積むことができます。つまり、LHVを2回使えばトラック1台分の走行距離を節約できるため、CO2排出量も大幅に削減できます。
新型LHVはアムステルダム・スキポール空港とフランクフルト・アム・マイン間を結ぶ路線のみで使用される予定です。この戦略的な選択は、この路線の貨物量の多さが理由となっています。AFKLMP カーゴの広範なネットワークの中で、フランクフルトはオランダの本拠地スキポールと同様に、AFKLMP カーゴの大規模な貨物ハブの1つとなっています。
アドリア―ン・デン・ヘイエル、エールフランス KLM カーゴ執行副社長兼マーティンエアー・マネージングディレクターの言葉: 「より大きな持続可能性を実現するために、物流部門にある当社は特に、革新的で効果的なソリューションを推進するための提携をめざしています。そのため、ヤン・デ・ライク・ロジスティクスとのパートナーシップにより、航空貨物用に特別に開発されたHVOを燃料とする、LHVという持続可能な組み合わせを実現できたことを大変誇りに思います。この取り組みは、当社の目標であるCO2排出量のさらなる削減に貢献するものです。」
ヤン・デ・ライク・ロジスティクスCEO、Fred Westdijk氏の言葉:「AFKLMP カーゴが、CO2排出量のさらなる削減に向けた投資に参加した最初の航空会社であることを、私たちは非常に誇りに感じています。ヤン・デ・ライク・ロジスティクスは近年、ロング・ヘビー・ビークル(LHV)と水素化植物油(HVO)の使用
を積極的に推進しており、AFKLMP カーゴを「ファーストムーバー(1番乗り)」として迎えることができるのは喜ばしいことです。最初の航空会社が参加した今、気候への影響を削減するために、他の航空会社が近く追随してくれることを期待しています。」
AFKLMP カーゴとヤン・デ・ライクは、今後もロジスティクスチェーン全体で持続可能性を実現するための行動を率先していきます。例えば電気トラックとの組み合わせの開発や、持続可能な燃料としての水素の利用などが挙げられます。
新型トラックの登場