資源の効率的な活用

AFKLMPカーゴは、廃棄物削減と可能な限りの再利用を進めるためにさまざまな手段を取っています。SPLでは、2011年と比較して、残留廃棄物を49%の縮小することに成功しました。このハブでは、全廃棄物の85%が再利用されています。

エールフランスでは、エールフランスの制服と作業着の恒久的なリサイクルシステムが確立されています。耐用年数後の制服は収集を行い、織物ペレットの形でのエネルギー回収を通じて再利用されます。最後に、これらの灰はセメント製造の燃料として活用されます。2013年以来、KLMの不要になった制服と、古いビジネスクラスのカーペット類はリサイクルされ、ファイバーとして、航空機キャビンのカーペット製造に再利用されてきました。使用済みカーペットはすべてカーペット・メーカーTarket社と共同で Take Back™ プログラムの一環として再利用されています。

書類事務は私たちの産業で重要な役割を果たしています。しかし、紙の消費はエコロジカル・フットプリントを拡大してしまいます。AFKLMPカーゴでは、紙の書類をデジタル文書に置換する取り組みを進めています。E-Freightによって、年間7,800トン以上の紙の書類消費を削減できます。AFKLMPカーゴの取り組みで、1年間で310万枚のA4用紙を削減することができました。

排水を削減し、私たちのプロセスのよりよい管理を通じて水の消費を抑える継続した取り組みでは、チームとしてより多くの責任を持ち、私たちのツールとワークステーションの設計や実装に、環境基準が要因として組み込まれてきました。最も多くの水が消費されているのは、メンテナンス活動で、特に航空機とエンジンの水洗作業です。

水消費量の削減には、革新が必要です。エールフランス インダストリーズとKLMエンジニアリング&メンテナンス(AFI KLM E&M)では、航空機の外部清掃で「EcoShine」方法を使用しています。パッドが使用されるプロセスでは、以前と比較して、必要な水が80分の1に抑えられています。ボーイング777の清掃に使用する水は、150リットルまで削減されました。以前には12,000リットルもの水が使用されていたのです。この方法のもう一つの利点は、労働災害の危険を減らせることです。

AFI KLM E&Mでは、エンジン翼の性能を高め、寿命を伸ばすために、革新的な、環境に配慮したシステムを開発しました。格納庫またはプラットフォームでは、メンテナンス中にエンジン水洗が行なわれることがあります。システムでは、エンジンの性能を最適化することで、より燃料消費量を抑え(0.5～1%)、CO2排出を削減しています。エンジン水洗は、環境上の原則に従って行われ、作業排水は、リサイクルのため回収されています。